定盤の基礎知識
2023.12.19
定盤の設置をお考えの時、定盤メーカーにお問い合わせされるかと思います。しかし、一体何の情報をどのように伝えれば見積可能なのかが分からない!! 実際に定盤のお問い合わせを行う際の最初の壁だと思います。
このコラムでは、そんなお悩みを解決いたします!!
まずは、下記の順序で必要な定盤スペックを整理していただけたらと思います。
ココがPoint❕❕
定盤の用途は、より具体的な情報を頂けますと、これまでの当社の実績を元にした具体的なご提案が可能です。当社の定盤は設計から行いますので、その強みを活かします。
※定盤ピット内に設置をご希望の場合は、定盤基礎図も当社でご提案いたします。
・定盤上のワーク重量
※定盤上に積載するワークや装置の総重量をお伝えください。
・定盤上面の特殊加工
※T溝、タップ穴、レイアウトマシン溝などお客様の必要な仕様をどのような配置でも可能です。
・平面度
※一般的にJIS2級相当の平面度ですと、レイアウトマシンでの測定でも使用可能です。
ココがPoint❕❕
定盤上面の特殊加工は当社で機械加工を行うため、どのようなご希望でも叶えることができます。平面度について具体的な数値が知りたい場合は、お気軽にお申し付けください。規定の測定ポイントにて測定した平面度数値を、専用の計算ソフトを用いることによりその場で計算を実施。実際に出た平面度数値と共に、測定値をグラフ化した分布図も一緒にご提出させて頂きます。
・定盤の設置工事一式若しくは、設置SV(スーパーバイザー)にも対応いたしますので、必要に応じてご検討ください。
※設置工事・設置SVをご用命の場合、定盤調整及び調整後の平面度測定を実施いたします。
・定盤設置工事一式の場合、搬入経路や天井クレーン等の情報(建屋内情報)と、荷下ろし場所の情報も頂けますと迅速にお見積り対応が可能になります。
ココがPoint❕❕
全国各地に定盤を納入させて頂いている当社では、各地に優良な協力業者がいますので、どこでも安全安心で定盤設置工事を行う事が可能です。
鋳物定盤カスタムナビを運営する大和重工株式会社には、定盤の製作実績が多数ございます。
大和重工の定盤「Daiwa定盤」には、上記写真のようにCAEを使用した構造解析を実施しております。定盤の耐荷重は、剛性と支持点の数によって決まります。積載する機械や装置の最大荷重に基づき、変形が許容値以下となるように設計いたします。必要に応じて、CAEによる構造解析を行い、変形状態を詳細にシミュレーションすることも可能です。
定盤平面度の精度は、機械加工を行った時点と据え付け後では異なります。
「Daiwa定盤」は、据え付け後で平面度の保証を行えるように、事前打合せを十分に行い、搬入方法、基礎への固定方法、レベル調整方法などを決めさせて頂き、据付作業も責任を持って請け負います。
一見すると困難に思えますが、定盤据付時の精度を維持して使い続ける事も、「Daiwa定盤」なら可能です。
「Daiwa定盤」には精度を維持し続けるために必要な機構が備わっています。定期的にメンテナンスを行うことで、据付時の精度を維持できますので、定期メンテナンスも安心してお任せください。
当社が製作した定盤をご紹介します。
レイアウトマシン用の基準溝が必要とのご要望をいただいたため、キー溝とタップ穴加工を行いました。また、建屋の設計段階からご協力させていただき、スムーズに据付工事まで実施することができました。
製品の試験を行うための定盤として、高剛性で平面度も担保できる定盤のご要望をいただきました。当社では設計段階での荷重条件等の構造解析を行いますし、独自のボックス型構造を採用し剛性も担保している定盤という点でご評価いただきました。
定盤の製作なら、3m×8mまで一体型での鋳物定盤の設計製作・施工まで一貫対応が可能。ご相談・ご用命は鋳物定盤カスタムナビにお任せください。