
種類 | 試験定盤 |
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業界 | その他 業界 |
設置先 | 丸五ゴム工業株式会社 倉敷市 |
用途 | 製品試験 |
材質 | FC300 |
定盤耐荷重 | 4t/㎡ |
定盤総面積 | 3000×4000mm |
対象製品重量 | 0.4t |
上面加工・特殊加工 | T溝加工格子状 |
定盤平面度 | JIS2級 (0.07mm/全面) |
隣接段差 | - |
ジャッキ方式 | ネジ式ジャッキ |
定盤施工方法 | 接着式アンカー施工後、定盤据付。ネジ式ジャッキにてレベル調整。 |
製品の試験を行う定盤のため高剛性な物、かつ平面度も担保できる定盤としてご相談をいただきました。当社では設計段階での荷重条件等の構造解析、また独自のボックス型構造を採用した定盤という点でご評価いただきました。
また、建屋の搬入口の大きさに制限があったため、定盤搬入用に専用の斜め架台を製作し、搬入作業を行ったことにより、施工対応の面でもお客様にご満足いただけました。
大和重工では、高剛性かつ高精度の定盤をご提案いたします。一体型や分割提案など、様々な仕様での定盤提案が可能です。また、搬入が困難な場合でも専用架台を製作したうえで搬入作業を行うことも可能です。高い要求精度や搬入据付が難しいと思われる環境下のお客様でも、定盤新設の際はぜひ大和重工までお問い合わせください。
精密な測定や加工を行う上で、基準となる定盤の設計と製作は非常に重要です。当社では、3m×8mまでの一体型鋳物定盤の設計・製作に対応し、設計から据付、メンテナンスまでのワンストップ対応を実現しています。
当社ではCAE解析を用いた構造設計を行い、定盤の剛性・耐荷重を最適化しています。用途に応じたボックス型構造や独自のジャッキ機構により、高精度な平面を長期にわたり維持することが可能です。
▶解析技術を駆使して剛性・荷重を最適化する、定盤設計ノウハウ
鋳物定盤は、振動吸収性に優れ、長期間にわたり安定した平面精度を維持できるのが特徴です。当社では、国内最大クラスの3m×8mの鋳物製一体型定盤の製作が可能です。このような大型鋳物定盤ですが、当社では東北から九州、さらには海外にも納品実績があります。
私たち大和重工株式会社は 創業当初の“たたら製鉄” の精神を受け継ぎながら、“鋳物(いもの)”を造り続けて190年、時代ごとに革新を積み重ね伝統の技を磨き続けてまいりました。
定盤は「1/1000mm、髪の毛1本分の誤差」レベルの平面精度が求められる場合があります。当社では、高精度デジタル水準器を使用した測定・調整を行い、据付後の精度保証も対応しています。数十トンに及ぶ重量物であっても支えることができる大型鋳物定盤を、当社ではJIS2級相当の平面度の高精度な調整を行い、据付まで対応いたします。
▶大型機械・装置のレベル出し・水平調整を実現する「理想平面」へのこだわり
当社では、お客様の用途に合わせた特注仕様の定盤製作にも対応しております。例としては、長尺定盤や分割設計を採用し、15mクラスの定盤製作も可能です。また車両・航空・宇宙向けの大型防振定盤については、振動を抑えた試験環境が求められる場面で、高精度な測定を実現するような防振機能を付加しております。他にも使用用途におうじて、埋込仕様・据置仕様・T溝加工などの追加加工にも対応しております。
定盤の設計・製作に加え、搬入・据付・レベル出しまでトータル対応いたします。工場・建屋のレイアウトや使用環境に応じた最適な据付プランを提案し、据付後のメンテナンスもサポートいたします。
大手メーカーが工場を新設する際、ゼネコンと協力して定盤基礎図の作成が求められます。当社では、
・搬入ルートや基礎工事の考慮
・積算金額の算出支援
・CAD設計による事前計画
を行い、建屋設計の初期段階からゼネコン様と連携して最適な定盤設計を提供します。これにより、施工計画の精度向上とコスト最適化を実現します。ゼネコンの皆さまと同じ目線・共通言語で定盤設計・据付についてお打ち合わせができる証として、当社では下記のような認定資格を保有しております。
・建築工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
・管工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
・建具工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
・内装仕上工事業(国土交通大臣般-3第17166号)
・とび・土木工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
・公益社団法人日本下水道協会認定工場
・一般社団法人公共建築協会
・ISO9001:2015 認証取得
定盤の平面度を長期にわたり維持するため、定期的な校正メンテナンスが不可欠です。当社では、
・定盤の平面度測定・レベル調整
・トレーサビリティの確保
・校正メンテナンス後の報告書・証明書の発行
を実施し、ISO監査にも対応可能なアフターフォローを提供しております。
【定盤って、何だ?】
研究開発や組立、検査時に活躍する『定盤(じょうばん)』ご存知ですか?
主に「製品・装置の固定」や「絶対平面の確保」を目的に使われます。
今回配布する技術資料『定盤って、何だ?』では、定盤の基礎知識から選び方、実際の活用例まで豊富な写真で丁寧に解説いたします。
大型鋳物定盤の設計・製作をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。