
組立定盤
種類 | 組立定盤 |
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業界 | その他 |
用途 | 大型製品の溶接組立 |
材質 | FC300 |
定盤総面積 (定盤サイズ×枚数) | 4000×15000 (7000×15000-2枚+8000×15000-2枚) |
対象製品重量 | 60t |
校正メンテナンス概要 | ポリッシャー研磨 ⇒ 現状の平面度測定 ⇒ レベル再調整 ⇒ 調整後の平面度測定&各消耗部品の交換 |
過去に定盤を納入させていただいたお客様先で、震度5以上の揺れを伴う地震が発生したため、平面度校正のご依頼をいただきました。
定盤平面度校正の手順といたしまして、まずはポリッシャー研磨等で定盤表面の状態を整えた上で、平面度調整前の事前測定を行い、地震等の影響を調査いたします。その後、平面度再調整を行い、再調整後に平面度測定を行います。そこで平面度の規定値が出ていることを確認できたら、最後に各種消耗部品の交換も実施いたします。また、本定盤は定盤4枚が隣接しているため、平面度だけでなく定盤間段差部分も確認を行い、0.1mm以下の段差に校正させていただきました。
大和重工では、定盤製作・据付を行うだけでなく、納入後の平面度校正といったアフターメンテナンスにも対応しております。特に地震等の災害発生時には、定盤据付時の平面度が維持できなくなり、お客様の製品における組立精度や試験・検査の結果にも影響を及ぼす恐れがございます。そのため、早期の校正メンテナンスが必要不可欠です。震災発生時など緊急時の定盤メンテナンスは、大和重工までお問い合わせください。
精密な測定や加工を行う上で、基準となる「定盤の平面度」は非常に重要な要素です。定盤の平面度が維持されていなければ、計測誤差や加工精度の低下につながる恐れがあります。当社では、大型精密鋳物定盤の設計・製作だけでなく、定期的な平面度校正やメンテナンスも実施し、長期にわたって最適なコンディションを維持するサポートを提供しています。
定盤の平面度は経年劣化や使用環境によって変化するため、定期的なメンテナンスが必要です。当社では、「定盤の命は平面度」という考えのもと、
・フロアポリッシャーによる研磨
・砥石によるかえり傷の除去
・平面度測定・再レベル調整
を実施し、据付時の精度を維持します。
>>定盤の平面度校正・メンテナンスを実施するアフターフォロー体制
「既設の定盤の精度が気になる」「定盤の移設後に平面度が変化していないか確認したい」といったお悩みにも対応可能です。他社製の定盤であっても、当社の豊富な施工実績と専門技術を活かし、
・定盤構造・レベル調整機構を予測した上で平面度校正
・平面度改善プランの提案
・校正証明書の発行
をワンストップで対応いたします。
定盤の精度を維持するためには、定期的な測定が不可欠です。当社では
・高精度デジタル水準器を用いた平面度測定
・トレーサビリティを確保した平面度測定
・測定データの記録と報告書の作成
という流れで定盤の正確な平面度測定を行い、校正を実施いたします。
校正メンテナンス後には、
・校正メンテナンスの完成報告書
・校正前後の測定データ
・電子水準器の校正証明書
を発行し、品質管理やISO監査に対応できるようにしています。
「新規に定盤を導入したい」「古い定盤をリニューアルしたい」というご相談も承っております。
・最大3m×8mまでの一体型鋳物定盤の製作
・CAE構造解析による最適設計
・据付作業まで一貫対応
【定盤校正メンテナンス】
定盤をお使いの方へ、メンテナンスについてのご案内資料です。メンテナンス実施までの流れや当社のメンテナンス事例などを記載しておりますので是非ご覧ください。
当社の「大型定盤 校正メンテナンス」サービスを活用し、定盤の精度を長期的に維持しませんか?