2025.04.09
当サイトを運営する大和重工株式会社は、これまでに数多くの大型鋳物定盤を製作してきました。その中には、エンドユーザーである自動車メーカーや各種メーカーの皆さまからのご相談も多い一方で、工場建設や据付工事を担当するゼネコンの皆さまからもご相談をいただいております。そして、ゼネコンの皆さまが定盤を依頼する際には、大和重工の定盤が採用されるケースも少なくありません。
本記事では、なぜ大和重工の定盤がゼネコンの皆さまから選ばれるのか、その理由をわかりやすく解説いたします。これから定盤を新設する工場に導入されようと検討されているゼネコンの設計担当者、調達担当者の皆さまは、ぜひご覧ください。
定盤を導入検討いただく際に当社にご相談があるルートとしては、大きく分けて「ゼネコン経由」と「エンドユーザー直接」の2つの商流が存在します。一見すると、どちらも同じ定盤を納入するプロセスのように思えますが、その背景には異なる業界特有の構造や取引慣習が関係しています。
ゼネコン経由の商流は、工場や大型施設の新築・改修工事の一環として発注されるケースが多く、建設プロジェクト全体の予算やスケジュールに組み込まれる形で進められます。一方で、エンドユーザー直接の商流は、主に既存設備の更新や生産ラインの改良など、現場のニーズに基づいた設備投資として行われることが一般的です。
この違いが、ステークホルダーの構成、価格交渉の仕組み、納期管理の方法などに大きな影響を与え、それぞれ異なる進め方が求められる要因となっています。
定盤の納入プロセスは、「ゼネコン経由」と「エンドユーザー直接」では大きく異なります。以下に、それぞれの大きな流れをまとめます。
工程 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
① 設計検討 | 設計事務所またはゼネコンの設計部が、基本設計を作成 | エンドユーザーが、自社の技術部門または外部設計会社と基本設計を作成 |
② 予算確保・積算 | ゼネコンの積算部門が、見積作成し、施主と交渉 | エンドユーザーの技術部門または資材部門が、予算申請・見積取得 |
③ 詳細設計・発注 | ゼネコンの設計部門が最終仕様を決定し、調達部門が発注 | エンドユーザーが、定盤メーカーと直接または代理店や商社を介して調整し、発注 |
④ 製作・納品準備 | 製作後、ゼネコン側で現場との調整を実施 | 製作後、納品スケジュールをエンドユーザーと直接調整 |
⑤ 据付工事 | ゼネコンの施工管理のもと、現場監督の指示に従って据付 | エンドユーザーが施工業者または自社エンジニアと据付を実施 |
⑥ 検収・引渡し | 現場所長が最終確認・承認後に検収完了 | エンドユーザーが設備部門とともに検収 |
このように、同じ工程や同じ製品の納入だったとしても、商流が異なると、ステークホルダーやニーズが大きく異なってきます。
以下に、ステークホルダーの違いがうむ、定盤の設計から据付までのプロセスの変化と影響について解説します。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
設計主導者 | 設計事務所(ゼネコンの管理下) | エンドユーザーの技術部門 |
仕様決定の流れ | ゼネコンと施主が調整しながら仕様を決定 | ユーザーが直接定盤メーカーと仕様を決定 |
影響 | 設計事務所がプロジェクト全体の調和を優先するため、定盤メーカーが提案した仕様が通りにくいことがある | 必要な機能やコストに応じた仕様を柔軟に決定可能 |
ゼネコン経由では、設計事務所が建築全体との整合性を重視するため、当社のような定盤メーカーが直接エンドユーザーとやり取りできるケースが少なく、図面通りに見積りをする必要があります。仕様変更の際はさらに複雑になりがちです。
一方、エンドユーザー直接のケースでは、技術部門と直接交渉できるため、定盤メーカーの専門知識や技術提案を取り入れやすく、細かなニーズにも対応した仕様決定をすることができます。またコミュニケーションロスも少なくなり、スピーディーな対応が可能となります。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
価格交渉の窓口 | 積算部門・調達部門・現場所長 | エンドユーザーの資材部門 |
見積方式 | ゼネコンが全体見積を管理。定盤メーカーへのコストダウン要求あり | 直接エンドユーザーに見積を提出 |
価格決定要因 | ネット価格(本体価格)とグロス価格(調整費含む) | 製品価格と据付工事費用 |
交渉の特徴 | 価格交渉が複数段階に分かれており、積算部門・調達部門・現場所長と段階的に交渉が必要 | 製品価格と据付工事費用、仕様による |
影響 | 調達プロセスが複雑で、最終価格に多くの交渉要素が加わる | 直接交渉のため、比較的透明性のある価格決定が可能 |
ゼネコン経由では、価格交渉が複数段階に分かれており、積算部門・調達部門・現場所長と段階的に交渉が必要になります。さらに、安全協力費や現場管理費などの追加費用がかかることが多いです。
一方、エンドユーザー直接の場合は、基本的に製品価格と据付費のみのシンプルな交渉となり、コスト構造が明確になります。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
発注元 | ゼネコン調達部門 | エンドユーザー資材部門 |
契約形態 | ゼネコンが一括請負し、定盤メーカーはゼネコンと下請け契約 | エンドユーザーが定盤メーカーと直接契約 |
商流の中間業者 | 設計事務所、積算部門、調達部門など複数の関係者を経由 | メーカーとエンドユーザー間で直接交渉。都合上で代理店や商社が入るケースも。 |
据付管理 | ゼネコンの施工管理下で実施 | エンドユーザーの設備管理者が管理 |
影響 | ゼネコンの工事スケジュールに依存するため、調整が多くなる可能性あり | 直接交渉によって、比較的柔軟に据付日程を決定可能 |
ゼネコン経由では、建設プロジェクト全体のスケジュールに合わせる必要があり、メーカー側での柔軟な納期調整が難しい場合があります。
対して、エンドユーザー直接の場合は、直接交渉をするため、工場の状況に応じて柔軟な据付スケジュールの調整が可能です。
ステークホルダーの違いにより、定盤の設計から据付までの流れは大きく変わります。ゼネコン経由では、複数の関係者との調整や追加費用の発生など、プロセスが複雑になりがちです。しかしその反面、建築プロジェクト全体との整合性が確保できるというメリットもあります。
一方で、エンドユーザー直接のケースでは、技術部門との直接交渉により、仕様決定や価格交渉がスムーズに進みやすく、納期管理も比較的柔軟に行える点が特徴です。
定盤の導入において、「ゼネコン経由」と「エンドユーザー直接」では、求められる仕様や導入の目的が異なります。ゼネコン経由では、建設プロジェクトの一環として定盤が導入されるため、建築全体の調和や予算管理が重視されます。一方、エンドユーザー直接のケースでは、現場の生産効率向上や設備の最適化といった、実際の使用に関わるニーズが中心となります。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
要求仕様の決定者 | 設計事務所とゼネコンが主導 | エンドユーザーの技術部門 |
仕様の決定基準 | 建築全体との整合性を重視 | 生産効率や設備最適化を重視 |
設計上の配慮 | 建築基礎と連携が必要 | 既存設備との適合性重視 |
メーカーの関与 | 直接の仕様提案機会が少ない | メーカーと直接調整し、柔軟に仕様決定 |
影響 | 建築計画に組み込まれるため、仕様変更が難しい | 使用目的に応じたカスタマイズが可能 |
ゼネコン経由の場合、定盤の仕様は建築計画の一部として決定されるため、定盤メーカーが直接関与できる機会が少なく、仕様変更が難しくなります。
一方、エンドユーザー直接のケースでは、設備担当者が定盤メーカーと直接やり取りするため、ニーズに応じた柔軟な仕様決定が可能です。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
コストの決定方法 | 建築全体の予算の中で管理 | 設備導入の予算として管理 |
価格交渉の優先度 | プロジェクト全体のコスト調整が優先 | 性能・品質を考慮しつつコスト調整 |
追加費用の考え方 | 建築プロジェクト全体のコスト調整の一環として追加費用が発生 | 基本的に追加費用は少なく、契約時に確定 |
影響 | 予算削減のため仕様変更や代替案が求められることがある | 設備性能の最適化を優先しやすい |
ゼネコン経由では、プロジェクト全体のコスト管理の一部として定盤の価格交渉が行われるため、コスト削減が優先されることが多いです。そのため、メーカーは仕様の簡素化や代替案を求められるケースが多くなります。
一方、エンドユーザー直接の場合は、設備性能の最適化、つまり正しく機械や装置を使うことができる環境整備が優先され、コスト面でも性能や品質に応じた、適正価格での取引が行われる傾向があります。
項目 | ゼネコン経由 | エンドユーザー直接 |
---|---|---|
導入スケジュール | 建設プロジェクトの進行に合わせる | 設備の更新や建屋新設スケジュールに基づくも、柔軟に対応 |
据付の優先度 | 他の建築工事と調整しながら進める | 現場の稼働状況に応じて対応施 |
施工管理者 | ゼネコンの現場監督が主導 | エンドユーザーの設備担当者が管理 |
影響 | 工期全体の影響を受けるため、納期変更が発生しやすい | 比較的柔軟な対応が可能 |
ゼネコン経由では、プロジェクト全体の管理がスムーズに進む可能性がありますが、一方で建築工程の全体スケジュールによっては納期変更や調整が頻繁に発生する可能性があります。
一方、エンドユーザー直接の場合は、設備の稼働状況等に基づいて導入が行われるますが、直接導入スケジュールも調整できるため、比較的スムーズに進むことが多いです。
このように、定盤に対するニーズの違いによっても、要求仕様の決定方法、コスト管理、据付スケジュールなど、導入プロセス全体に大きな違いが生じます。
ゼネコン経由では、建築プロジェクト全体の枠組みの中で決定が行われるため、仕様の柔軟性が低く、コスト削減のプレッシャーが強い傾向があります。
一方、エンドユーザー直接のケースでは、設備としての最適化が重視されるため、仕様の調整や納期の柔軟性が高くなるのが特徴です。
大和重工の定盤は、「エンドユーザー直接」と「ゼネコン経由」のどちらの商流においても高く評価されています。それぞれの顧客層が求める要件は異なりますが、大和重工の強みが両者のニーズに適合していることで、幅広い市場からの選定につながっています。ここでは、それぞれの商流における当社のメリットを整理します。
要素 | 大和重工の強み |
---|---|
柔軟なカスタマイズ対応 | 顧客のワークや生産設備に応じた仕様変更が可能。T溝やケガキ線、特殊サイズなどにも対応。 |
ニーズに基づく仕様調整&最適化提案 | エンドユーザーの技術部門と直接やり取りし、ニーズをヒアリングしたうえで、精度高い仕様とカスタム提案を実施。 |
コストパフォーマンス | 仕様に対して適正価格でのご提供。商社が入らない場合は、中間マージンが少なく、透明性のある価格で定盤の導入が可能。 |
据付までのワンストップ対応 | 設計・製作から据付まで一貫対応が可能なため、理想平面をお届け可能。 |
エンドユーザーの皆さまは、「設備や装置を設置する際の、基礎の平面度を高くしたい」「細かな仕様にも応えてもらいたい」「全部丸ごとお願いしたい」「少しでもコストを抑えたい」というご要望が多くなるため、仕様の柔軟性や、コストバランスが重要視されます。大和重工は、これらのニーズに対応する技術力と生産体制を備えており、さらに据付時の導入プロセスのスムーズさや、アフターメンテナンスの対応力も評価されています。
要素 | 大和重工の強み |
---|---|
豊富な実績と信頼性 | 多数の大型鋳物定盤の納入実績があり、ゼネコンとの取引経験も豊富。 |
基礎設計・積算対応力 | 基礎図面の提供や、ゼネコン積算部門向けの仕様調整ができる。 |
プロジェクトスケジュール対応 | ゼネコンの工程に合わせた納期調整や、全体の進捗管理にも対応可能。 |
価格交渉のノウハウ | ネット価格・グロス価格の提示や、安全協力費・現場管理費を考慮した見積対応、各部門との価格交渉も対応。 |
ゼネコン経由の場合は、建設プロジェクト全体との調和や予算管理が重視されます。大和重工は、ゼネコン特有の積算・調達プロセスに精通しており、特に基礎図面の提供が可能な点や、据付プロセスの理解、ゼネコンの積算・設計・調達・現場所長など各部門ごとの調整力、計画に即した技術提案ができる点が評価されています。
大和重工は、エンドユーザー向けの柔軟なカスタマイズ対応と、ゼネコン向けの積算対応力・プロジェクト適応力の両方を備えています。そのため、設備投資を進めるエンドユーザーと、建設プロジェクトを管理するゼネコンの双方から選ばれる強みを持っています。
鋳物定盤カスタムナビを運営する大和重工株式会社には、定盤の製作実績が多数ございます。
当社では、最大長さ15mの定盤など、大型で高精度な定盤の製作実績が豊富にあります。お客様のニーズに合わせて、最適な材質、構造、加工方法を提案することができます。数mクラスの大型定盤になると対応可能なメーカーも少なくなるため、全国各地から当社に大型定盤についてお問い合わせをいただいております。また、工場新設段階からの図面協力など、トータルサポート体制も強みです。
大和重工の大型定盤は、自動車メーカーや自動車部品メーカー、建設機械・農業機械メーカー、各種研究機関など、幅広い業界に導入されています。
大和重工では、高精度な平面度を実現する定盤設計に力を入れています。定盤の平面度は、組立精度や測定精度に直接影響を与えるため、非常に重要な要素です。当社では長年の経験とノウハウに基づき、お客様のニーズに合わせて最適かつ理想的な平面を確保できるよう、定盤の材質、構造、寸法などを厳密に設計しています。
また、実際に大型定盤を設置する際に、たとえどれほど定盤自体が平面度が高かったとしても、設置精度が悪ければ平面度を保証することはできません。そのため、高精度水準器等を用いて設置時に理想平面が出ているかどうかを確認する必要があります。
>>大型機械・装置のレベル出し・水平調整を実現する“理想平面”へのこだわり
>>解析技術を駆使して剛性・荷重を最適化する定盤設計ノウハウ
>>高精度水準器とは?高精度デジタル水準器の仕組みとポイントを解説!
大和重工は、作業現場やお客様のニーズに応じて大型定盤をカスタマイズします。例えば、T溝加工、Tスロナット挿入口、レベル調整機構など、様々なオプションに対応しています。もちろん納期やコスト面についても、顧客の要望に合わせて柔軟に対応しています。
また工場レイアウトに応じて、L型、T型、H型などの複雑な設置構成にも対応できる柔軟な設計が可能です。作業効率や検査精度を最大限に引き出すために、定盤も柔軟な設計調整をいたします。
>>大型定盤の設計・鋳造・加工・据付まで”ワンストップ対応”
>>3m×8mまで一体型での製作が可能、または防振機能が付いた特注定盤の製造
大和重工の定盤「Daiwa定盤」には、上記写真のようにCAEを使用した構造解析を実施しております。定盤の耐荷重は、剛性と支持点の数によって決まります。積載する機械や装置の最大荷重に基づき、変形が許容値以下となるように設計いたします。必要に応じて、CAEによる構造解析を行い、変形状態を詳細にシミュレーションすることも可能です。
定盤平面度の精度は、機械加工を行った時点と据え付け後では異なります。
「Daiwa定盤」は、据え付け後で平面度の保証を行えるように、事前打合せを十分に行い、搬入方法、基礎への固定方法、レベル調整方法などを決めさせて頂き、据付作業も責任を持って請け負います。
大手メーカーの方々が工場を新設される際には、必ずゼネコンの方々も関係します。そしてゼネコンの方々が建屋の詳細設計をされる際に、定盤の基礎図が必須となってきます。しかしその段階で定盤メーカーが図面に協力するためには、工場への定盤の搬入ルートや基礎工事の方法等を考慮した上で設計する必要があり、積算金額の算出ができず対応可能な定盤メーカーが少ないのが実情です。
一方で当サイトを運営する大和重工では、図面協力段階からの定盤設計にも対応しております。これまでに数多くの大型定盤の据付工程まで対応した実績・現場経験ががあるため、搬入ルートの検討や施工要領を含めた図面協力をすることができます。建屋ができる前にCAD設計まで行い、ゼネコンの方々が工場新設時に積算する際にも、積極的な協力をさせていただいております。
そのため当社は、エンドユーザーの皆さまだけではなく、大手ゼネコンの皆さまからも定盤メーカーとして選ばれ続けております。定盤にそこまでこだわりがない場合は、エンドユーザーの皆さまはゼネコンの方々に定盤の見積りを出されます。その際にゼネコンの方々が定盤製造を依頼する先として、予算や積算の考え方を理解しており、図面協力することができる大和重工が選ばれております。
ゼネコンの皆さまと同じ目線・共通言語で定盤設計・据付についてお打ち合わせができる証として、当社では下記のような認定資格を保有しております。
多くの定盤メーカーは、設計・製造・据付までの対応となり、設置後のアフターフォローはサービスに含まれていないことがほとんどです。しかし大型定盤においては、設置後の理想平面の維持が最も重要です。
定盤を使い続けると、どうしても平面度も設置した当初の平面度から変化をしてしまいます。そのため、設置した後にメンテナンスできるように、平面度を調整することができる機構があるかどうかというのは、定盤を長く使い続けていくうえで重要な要素の1つと言えます。
当サイトを運営する大和重工では、ジャッキ機構のような、設置後に理想平面を維持できる機構を採用することで、メンテナンス性も良い定盤の設計提案をしております。
そして当社では、他社ではあまり行われていない定盤の校正・メンテナンスもサービスとして含めてご提案しております。このアフターフォロー体制が、当社が数多くのお客様から選ばれている理由の1つです。
>>定盤の平面度校正・メンテナンスを実施するアフターフォロー体制
続いて、実際に大和重工で製作から据付対応まで行った、大型鋳物定盤の事例・実績をご紹介いたします。
レイアウトマシン設置用の定盤として、基準溝が加工してある仕様にてご相談をいただきました。また、定盤搬入据付工事をスムーズに行えるよう、建屋の設計段階からご協力させていただきました。
ポイントとして、レイアウトマシン用の基準溝やタップ穴加工を実施、さらに輸送の都合上、定盤は一体加工後に分割して輸送、現地にて組み立て作業を行いました。結果、分割定盤であっても高精度な定盤を納入することができ、お客様からもご満足いただいております。
お客様から工場新築に伴い、製品検査用の定盤についてご依頼をいただきました。また、工場の設計段階からご提案をさせていただき、定盤据付基礎部分の仕様についても図面協力をさせていただきました。
ポイントとして、定盤にケガキ線を導入・大荷重ワークに対応するため上面からジャッキ調整が可能な構造を採用し、モルタルで埋め戻していただいた点です。結果として大荷重におよぶワークにも問題なく保持できる定盤としてご使用いただいております。
自動車用プレス金型のメーカー様から、プレス金型の検査用定盤としてご相談をいただきました。また、お客様が実際に使用する検査治具を確認しながら定盤高さ設計を行うなど、お客様の使い勝手に合わせた定盤設計・ご提案を行わせていただきました。
ポイントとしては、クロス溝の加工精度にこだわった点が挙げられます。お客様の製品計測時の基準となる溝ですので、当社での加工の際には真直度と直角度の確認を行いながら加工を行いました。
ピット内に埋め込まれており、かつ精度良く製品測定を行うために定盤のご相談をいただきました。ポイントとして、ピットを埋め戻す際の無収縮モルタル施工を行いやすくするため、定盤側面に空気孔や打設状況を確認できる上面穴の追加設計を行ったが挙げられます。
定盤新設のご相談をお客様からいただきましたが、他設備の新設もあるため、限られた予算内での製作をご要望でした。そこで、定盤本体は無垢材の一体成型とし、上面加工とレベル調整に必要なジャッキ穴等の加工を自社内で行い、コスト面で最適化を行うことができました。
大型製缶品の溶接組立用定盤としてご依頼をいただきました。お客様とお打合せを重ねる中で、希望納期に納入可能であることをご希望でしたので、当社としても納期面でご協力をさせていただきました。
ご希望納期に合わせること以外にもT溝加工を行い、定盤納入後は検査定盤として問題なくご使用いただけており、お客様にもご満足いただいております。
お客様の新工場立ち上げに伴い、製品の組立・検査等を行う高剛性の定盤としてご依頼いただきました。また、建屋設計段階からご協力をさせていただき、図面協力も行わせていただきました。ポイントとして、T溝加工に加え上面からレベル調整が可能な機構を追加した点が挙げられます。
設計事務所様から定盤のお問合せをいただき、建屋の設計段階における定盤の仕様決定から参画させていただきました。設計段階から参画できたことにより、その後のゼネコン様からのお問い合わせ対応もスムーズに行うことができました。
ポイントとして、レール定盤と架台部分の一体加工を行ったことにより剛性を担保しつつ、ご要望の平面度を達成できた点が挙げられます。
定盤敷設面積が広大であるため、製品固定部分のみ定盤が欲しいとのご相談をいただきました。レール定盤は基礎部に設置しモルタル等で埋め戻す対応が必要なため、建屋設計段階からご協力をさせていただきました。
ポイントとして、建屋設計段階から参画し、建屋図面に定盤仕様が反映できた点が挙げられます。結果として、据付工事に至るまでスムーズに実施することが可能となりました。
最大60tの製品を製缶作業、組立、検査を行う長さ15mの定盤のご相談を頂きました。
ポイントとして、7mと8mの長さの定盤を組合せて定盤分割面を減らして、経年変化に強い定盤をご提案させていただき、お客様のご要望にお応えすることができました。
定盤敷設面積が広大となるため、製品固定部分のみ定盤が欲しいとのご相談をいただきました。レール定盤は、基礎部に設置後にモルタル等で埋め戻す対応が必要なため、ゼネコン様と設計段階からお打合せをさせていただきました。
ポイントとして、定盤のT溝部分を無垢材で製作できた点が挙げられます。本来であれば加工が必要となるT溝部分ですが、当社のレール定盤のT溝は一定の呼び寸法までは無垢材での製作が可能でコストを抑えることが可能です。
3m×8mまで一体型で鋳物定盤の設計製作・施工まで一貫対応いたします。ご相談・ご用命は鋳物定盤カスタムナビにお任せください。
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