トップページへ戻る

   鋳物定盤カスタムナビ 
3m×8mまでの超大型鋳物定盤の
設計から製作・施工まで一貫対応いたします。
 TEL.082-814-2107(平日8:00~17:00)
3m×8mまでの超大型鋳物定盤の
設計から製作・施工まで一貫対応いたします。
鋳物定盤カスタムナビ  大和重工株式会社
TEL.
082-814-2107
(平日8:00~17:00)

定盤コラム

Column

定盤の基礎知識

電動アシスト移動定盤とは?

2026.03.05

電動アシスト移動定盤

「1トンの定盤を、指先ひとつの操作で自由に動かす」――そんな次世代の作業環境を実現するのが、大和重工の「電動アシスト移動定盤」です。

本コラムでは、大和重工の電動アシスト移動定盤について詳しくご紹介いたします。

動画でわかりやすくご紹介もしておりますので、こちらもご覧ください!

次世代の動く大型定盤「電動アシスト移動定盤」

電動アシスト移動定盤

これらの課題を根本から解決する手段として、大和重工が注目したのが、「電動アシスト」というアプローチです。物流業界で電動アシスト台車が普及しているように、定盤そのものの移動にもモーターの力を介入させることで、作業環境は劇的に改善します。

電動アシスト移動定盤

強力なアシスト動力輪

定盤移動における最大のハードルは、「動き出し(始動抵抗)」と「停止時の制御」です。従来の人力による押し引きでは、始動時に30kgf以上の強い力が必要でした。この身体的負荷は、腰痛のリスクや作業員の疲労を招くだけでなく、労働環境の悪化を招く大きな要因となっていました。

電動アシスト移動定盤

そこで当社では、電動アシスト機構を取り入れることで、作業者がハンドルや操作バーに軽い力を加えるだけで力強く押し出せるようにいたしました。これにより、これまで3〜4人の屈強な作業員を呼び集めていた定盤の移動作業が、女性や高齢の作業員であっても1人でこなせるようになります。

積載量1トン、幅2m×長さ5mという重厚な定盤であっても、工場内を自由自在に移動可能です。大がかりなクレーン作業を待つ必要はなく、必要な時に必要な場所へ、即座に配置できます。

電動アシスト移動定盤

複雑なレバー操作は不要です。ハンドルにあるスイッチを親指で押し出すだけで、強力な電動アシストが介入します。まるで空中に浮いているかのような、なめらかな加速と停止を体験できます。

電動アシスト移動定盤

圧倒的な精度

電動アシスト移動定盤

移動機能を持ちながら、定盤としての本質である精度に妥協はありません。2m×5mの全面で平面度0.075mm以下という、JIS2級相当の高度な平面精度を維持。精密測定の基盤として、揺るぎない信頼を提供します。

位置決め機構を搭載

電動アシスト移動定盤

特定の場所へ正確に固定するための位置決めピン機構を搭載しております。指定の位置に素早く、かつ正確にセットできるため、繰り返しの測定作業やラインへの組み込みにおいても高い再現性を発揮します。

電動昇降機能を搭載

電動アシスト移動定盤

これまでの製造現場において、定盤は「一度設置したら動かさないもの」という固定観念がありました。しかし、大和重工は、精密な測定・作業基盤である「定盤」に、機動力を司る「台車」の機能を融合し、電動昇降機能で切り替えることも可能です。

大型定盤を移動させる、新しい発想を

電動アシスト移動定盤

この「定盤+台車」という全く新しい発想から生まれたのが、電動アシスト移動定盤です。単なる移動手段の追加ではなく、工場のレイアウトや作業フローそのものを最適化するための、攻めの設備投資と言えます。

機械停止時間を最小限に。外段取り化で実現するスムーズな設備搬入

電動アシスト移動定盤

段取りスペースが狭い現場において、いかに「機械を止めないか」は大きな課題です。大和重工の電動アシスト移動定盤を用いることで、機外で全てのセッティングを完了させることができます。作業スペースを確保できる場所で外段取りを行い、完成したユニットを移動定盤で搬入することで、現場の物理的な制約を解消することができ、安全かつスピーディーな段取り替えを実現することができます。

クレーンのない場所でも「外段取り」で解決。

電動アシスト移動定盤

クレーンが届かない奥まった場所や、設備のないエリアへの搬入は、段取り作業における大きなボトルネックとなります。

しかし大和重工の電動アシスト移動定盤を活用すれば、クレーンのある安全な場所で機外セッティングを完結させることが可能です。準備が整ったユニットを移動定盤でそのまま目的の場所へ搬入することで、クレーン設備の有無という物理的な制約を解消することができます。

移動定盤2台の並行運用で、機械停止時間を極限まで削減

電動アシスト移動定盤
電動アシスト移動定盤

設備の稼働率を最大化し、機械の停止時間をいかに短縮するかは、生産現場における極めて重要な課題です。大和重工の「電動アシスト移動定盤」を2台導入することで、一方が機械で稼働している間に、機外でもう一方の次工程準備を並行して進める「完全外段取り化」を実現することができます。

加工終了後、準備済みの定盤と入れ替えるだけで即座に次の作業を開始できるため、設備内での段取りロスを最小限に抑えることができ、劇的な生産性の向上を実現することができます。

このような設備に電動アシスト移動定盤は最適です

大和重工の電動アシスト移動定盤は、下記のような設備や工程に使用することができます。

3Dスキャン、計測設備

電動アシスト移動定盤

溶接設備、シーリング工程

電動アシスト移動定盤

組立工程

電動アシスト移動定盤

最近だと3D積層プリンタ工程に使用したい、というご要望もいただいております。

電動アシスト移動定盤

重量物でも思いのままに。直感的なハンドル操作で自在な方向転換を実現。

電動アシスト移動定盤

重量物の搬送において、狭い通路や入り組んだ現場でいかにスムーズに舵取りをするかは、作業効率を左右する大きな課題です。大和重工の電動アシスト移動定盤は、作業者の感覚に合わせた直感的な操作でこの課題を解決します。

具体的には、取手を横に引くことでスムーズな方向転換が可能な設計となっており、前側の「固定車輪」と後側の「自在車輪」を最適に組み合わせることで、高い直進安定性と旋回性能を両立させました。これにより、重量負荷がかかった状態でも最小限の力で進路をコントロールすることができ、安全かつストレスのない運搬作業を実現することができます。

高精度な定盤性能と強力な電動ユニット。4トンもの総質量を支える信頼のスペック。

電動アシスト移動定盤

大和重工の電動アシスト移動定盤は、定盤材質に剛性の高いFC300(焼鈍)を採用し、JIS2級相当(0.075mm)の高精度な上面平面度を実現しております。質量3,000kgの本体に1,000kgのワークを積載した状態でも、電動アシスト車輪により時速1kmでの安定した移動が可能です。さらに、三相200Vの電動ジャッキ昇降ユニットにより、50mmの昇降を正確に行うことができます。

これにより、過酷な使用環境下でも重量物の高精度なセッティングを維持することができ、安定した加工品質と作業効率の向上を同時に実現することができます。

>>当社だからこそ製作可能な「電動アシスト移動定盤」

動画でわかりやすくご紹介もしておりますので、こちらもご覧ください!

鋳物定盤カスタムナビによる定盤製作

鋳物定盤カスタムナビを運営する大和重工株式会社には、定盤の製作実績が多数ございます。

大型鋳物定盤の豊富な経験と実績

当社では、最大長さ15mの定盤など、大型で高精度な定盤の製作実績が豊富にあります。お客様のニーズに合わせて、最適な材質、構造、加工方法を提案することができます。数mクラスの大型定盤になると対応可能なメーカーも少なくなるため、全国各地から当社に大型定盤についてお問い合わせをいただいております。また、工場新設段階からの図面協力など、トータルサポート体制も強みです。

大和重工の大型定盤は、自動車メーカーや自動車部品メーカー、建設機械・農業機械メーカー、各種研究機関など、幅広い業界に導入されています。

理想平面」を実現する定盤の設計力

大和重工では、高精度な平面度を実現する定盤設計に力を入れています。定盤の平面度は、組立精度や測定精度に直接影響を与えるため、非常に重要な要素です。当社では長年の経験とノウハウに基づき、お客様のニーズに合わせて最適かつ理想的な平面を確保できるよう、定盤の材質、構造、寸法などを厳密に設計しています。

また、実際に大型定盤を設置する際に、たとえどれほど定盤自体が平面度が高かったとしても、設置精度が悪ければ平面度を保証することはできません。そのため、高精度水準器等を用いて設置時に理想平面が出ているかどうかを確認する必要があります。

使用環境に応じた大型定盤の柔軟なカスタマイズ対応

大和重工は、作業現場やお客様のニーズに応じて大型定盤をカスタマイズします。例えば、T溝加工、Tスロナット挿入口、レベル調整機構など、様々なオプションに対応しています。もちろん納期やコスト面についても、顧客の要望に合わせて柔軟に対応しています。

また工場レイアウトに応じて、L型、T型、H型などの複雑な設置構成にも対応できる柔軟な設計が可能です。作業効率や検査精度を最大限に引き出すために、定盤も柔軟な設計調整をいたします。

 

CAE構造解析による、充分な剛性・許容荷重の確保

大和重工の定盤「Daiwa定盤」には、上記写真のようにCAEを使用した構造解析を実施しております。定盤の耐荷重は、剛性と支持点の数によって決まります。積載する機械や装置の最大荷重に基づき、変形が許容値以下となるように設計いたします。必要に応じて、CAEによる構造解析を行い、変形状態を詳細にシミュレーションすることも可能です。

 

据付作業まで一貫対応

定盤平面度の精度は、機械加工を行った時点と据え付け後では異なります。

「Daiwa定盤」は、据え付け後で平面度の保証を行えるように、事前打合せを十分に行い、搬入方法、基礎への固定方法、レベル調整方法などを決めさせて頂き、据付作業も責任を持って請け負います。

建屋新設の前段階でのゼネコン様向けの図面協力

大手メーカーの方々が工場を新設される際には、必ずゼネコンの方々も関係します。そしてゼネコンの方々が建屋の詳細設計をされる際に、定盤の基礎図が必須となってきます。しかしその段階で定盤メーカーが図面に協力するためには、工場への定盤の搬入ルートや基礎工事の方法等を考慮した上で設計する必要があり、積算金額の算出ができず対応可能な定盤メーカーが少ないのが実情です。

一方で当サイトを運営する大和重工では、図面協力段階からの定盤設計にも対応しております。これまでに数多くの大型定盤の据付工程まで対応した実績・現場経験ががあるため、搬入ルートの検討や施工要領を含めた図面協力をすることができます。建屋ができる前にCAD設計まで行い、ゼネコンの方々が工場新設時に積算する際にも、積極的な協力をさせていただいております。

そのため当社は、エンドユーザーの皆さまだけではなく、大手ゼネコンの皆さまからも定盤メーカーとして選ばれ続けております。定盤にそこまでこだわりがない場合は、エンドユーザーの皆さまはゼネコンの方々に定盤の見積りを出されます。その際にゼネコンの方々が定盤製造を依頼する先として、予算や積算の考え方を理解しており、図面協力することができる大和重工が選ばれております。

ゼネコンの皆さまと同じ目線・共通言語で定盤設計・据付についてお打ち合わせができる証として、当社では下記のような認定資格を保有しております。

  • 建築工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
  • 管工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
  • 建具工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
  • 内装仕上工事業(国土交通大臣般-3第17166号)
  • とび・土木工事業(国土交通大臣 般-3第17166号)
  • 公益社団法人日本下水道協会認定工場
  • 一般社団法人公共建築協会
  • ISO9001:2015 認証取得

 

定盤の定期メンテナンス・リニューアル

多くの定盤メーカーは、設計・製造・据付までの対応となり、設置後のアフターフォローはサービスに含まれていないことがほとんどです。しかし大型定盤においては、設置後の理想平面の維持が最も重要です。

定盤を使い続けると、どうしても平面度も設置した当初の平面度から変化をしてしまいます。そのため、設置した後にメンテナンスできるように、平面度を調整することができる機構があるかどうかというのは、定盤を長く使い続けていくうえで重要な要素の1つと言えます。

当サイトを運営する大和重工では、ジャッキ機構のような、設置後に理想平面を維持できる機構を採用することで、メンテナンス性も良い定盤の設計提案をしております。

そして当社では、他社ではあまり行われていない定盤の校正・メンテナンスもサービスとして含めてご提案しております。このアフターフォロー体制が、当社が数多くのお客様から選ばれている理由の1つです。

電動アシスト移動定盤の事例・実績

続いて、実際に大和重工で製作から据付対応まで行った、電動アシスト移動定盤の事例・実績をご紹介いたします。

電動アシスト移動定盤

電動アシスト移動定盤

本製品は、工場のスペース制約やクレーン設備の有無といった物理的なハードルを克服し、高精度な作業と効率的な段取り替えを両立させる革新的な「電動アシスト移動定盤」です。

大型鋳物定盤の製作なら、鋳物定盤カスタムナビにお任せください

3m×8mまで一体型で鋳物定盤の設計製作・施工まで一貫対応いたします。ご相談・ご用命は鋳物定盤カスタムナビにお任せください。

同カテゴリーの定盤コラム


2025.09.01

大型定盤の設置工事時の搬入方法とは?

大型定盤について 定盤の基礎知識


2025.01.24

失敗しないレール定盤選び!導入前に必ずチェックすべきポイント

大型定盤について 定盤の基礎知識


2025.01.21

組立用定盤とは?大型装置の製作必要な大型組立用定盤の設計・ポイント

大型定盤について 定盤の基礎知識


2024.11.08

測定用定盤とは?試験や検査等の用途別におけるポイントから導入事例まで解説

大型定盤について 定盤の基礎知識


2024.10.29

防振定盤とは?役割や防振装置について紹介!

定盤の基礎知識


2024.09.11

エンジンベンチ用定盤とは

定盤の基礎知識


2024.09.11

高精度水準器とは?高精度デジタル水準器の仕組みとポイントを解説!

定盤の基礎知識 定盤の校正・メンテナンス


2023.12.19

定盤お問い合わせ時のご確認項目について

定盤の基礎知識


2023.12.19

定盤平面度と測定方法

定盤の基礎知識


2023.12.19

定盤の材質 ~鋳鉄定盤と石定盤~

定盤の基礎知識


2023.12.19

定盤の「埋込タイプ」と「据置タイプ」の違いとは?

定盤の基礎知識


2023.12.19

定盤とは?

定盤の基礎知識