ご相談の一例
大和重工では、CAE構造解析を活用し、測定用定盤の剛性と荷重分布を最適化して設計を行っております。これにより、
・3m×8mの無継ぎ定盤の製作
・複雑なレイアウト構成
・振動を最小限に抑える制振性の向上
など、多様な用途の測定検査用定盤の設計に対応しております。
さらに、お客様の検査治具に基づいた高さ設計や、真直度と直角度などの加工精度を保証する設計ノウハウによって、信頼性の高い測定基準となる平面環境を提供いたします。
大和重工では、設置後の精度維持を重要視しており、測定用定盤に限らず、全ての大型鋳物定盤について設計から据付、アフターフォローに至るまで一貫して対応しています。定盤の平面度は設置時の基礎設計や調整に大きく影響されますが、当社は事前の基礎設計への積極的な協力・提案を通じて、最適な測定・検査環境を整備いたします。場合によっては、無収縮モルタル施工を採用することで、設置後の定盤精度が長期間維持できる仕組みを構築したケースもございます。
特に、大型定盤では一体型の輸送が難しい場合がありますが、大和重工では状況に応じて分割定盤を現地で組み立て、高精度調整を行うような対応も行っています。これにより、分割構造であっても理想の平面度を確保することが可能です。また設置時には、高精度水準器を用いた立会検査を実施し、導入直後からお客様が安心してご使用いただける測定・検査環境を整えております。さらに、トレーサビリティ証明書の発行や定期的な校正・メンテナンスサービスも提供しており、定盤の精度を長期間にわたり維持できる体制を整えています。
大和重工では、測定用定盤の柔軟なカスタマイズ対応を実現しています。例えば、空気バネを活用した防振機構の追加や特注のT溝加工、ケガキ線の導入といった細やかなニーズにもお応えしております。これにより、振動や荷重変動が測定データに与える影響を最小限に抑え、高精度な測定環境を提供します。
また、大荷重ワークにも対応可能な設計が可能です。上面からジャッキ調整ができる構造や、ピット内設置の際に施工を容易にする空気孔や打設確認用の設計など、お客様の現場環境や作業内容に応じた工夫を盛り込んでいます。こうしたオーダーメイドの設計対応により、メンテナンス性と高精度な平面度を両立した定盤を提供しています。
さらに、工場新設や既存設備の改修に伴う定盤導入においては、初期設計段階から図面協力を行い、効率的な測定用定盤の導入プロセスをサポートいたします。これらのカスタマイズ対応力により、自動車部品メーカーや研究機関、さらには航空宇宙分野の試験機関など、多岐にわたる業界での実績を積み重ねてきました。工場環境に対応した測定用定盤をお求めの場合は、ぜひ大和重工にご相談ください。
定盤に関する専門知識やノウハウが満載のコラムです。
輸出する際の港渡しまで対応出来ます。またその際に必要な輸出梱包も対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
可能です。もし現地にて定盤据付SVが必要でしたらお気軽にご相談ください。
当社では建業法のとび・土工の工事資格がございますので、安心してお任せいただけます。
対応させていただきます。出張訪問も可能ですがWebによる定盤仕様のお打合せも出来ますのでお気軽にお問い合わせください。
基本的には当社とお取引のある商社様経由となりますが、当社との直接取引が可能な場合はその限りではございませんので一度ご相談頂けたらと思います。
お見積に際して、まずお客様のご要望を確認させて頂き、その後に定盤ご提案図を作成しお見積りさせて頂いております。おおよそ2週間程度お時間を頂けたらと思います。
ご使用状況により異なりますが、日常のメンテナンスや定期メンテナンスを適切に実施いただくことでで長期に渡りご使用いただけます。
定盤の平面度測定につきましては、レベルニック(高精度デジタル水準器)を使用しその測定データを専用ソフトを用いて最終的な平面度数値としてご提示させていただきます。
当社の定盤は、一般的なレベリングブロックの他に工作機械などのレベル調整で用いられるジャッキボルトを用いて細かな平面度調整が出来る機構を備えております。
定盤の平面度調整(新設時・メンテナンス時)後は必ず平面度測定を行い、その検査表をご提出させて頂きます。また、その際には使用したレベルニック(高精度デジタル水準器)の校正証明書一式も添付いたしますので、定盤のトレーサビリティ証明書としてご活用ください。
定盤を屋外にてラフタークレーンで荷下ろし後、定盤にチルローラー(重量物搬入用ローラー)などを用いてコロ引きにて設置場所へ搬入いたします。その際、必要に応じて電動チルローラーやウインチ(丈夫な柱に固定又はアンカー打設)、フォークリフトなどを使用します。また、直線移動はもちろんのこと、旋回による取り回しもある程度は可能ですので現地確認時に判断させて頂きます。※通路や搬入間口が狭い場合には、斜め架台等による搬入実績もございます。
可能です。実際のウェイトによる定盤のたわみ量の測定や、実際に製品測定しながらのご確認にも対応いたします。また、当社へお越し出来ない場合でもWebによるライブ配信も可能ですのでお気軽にご相談ください。
当社の定盤は特定省庁などの指定品ではございませんが、定盤設置後の測定結果及び平面度測定に使用したレベルニックの校正証明書一式を添付いたします。その校正証明書により定盤平面度のトレーサビリティの証明が可能となります。
定盤上面の加工は、基本的にお客様のご要望通りにさせて頂きます。T溝、タップ穴、キー溝、ケガキ線などご希望がございましたらお気軽にお申し付けください。
基本的に規格サイズには対応可能ですが、一部特殊サイズの場合は別途ご相談させて頂く場合がございます。
基本的には、定盤サイズ・ワーク重量・定盤設置方法(床上に据え置きorピット内に設置)・上面加工の有無・その他ご要望などの情報をご提示頂けますと、当社で設計後、ご提案図にてお客様にてご確認頂けます。また、定盤設置工事までご依頼の場合には設置場所の情報もご提示願います。
当社の鋳物定盤は定盤設置時の平面度測定にてJIS2級相当を保証たしますが、設置場所の凹凸がひどい場合はJIS2級相当の平面度に達しない場合がございますので、あらかじめご了承願います。
定盤据付ピットと定盤の隙間には、約500㎜の作業スペースが必要となりますので定盤設置後には、その隙間に対し縞鋼板を設置することが一般的です。ただし、定盤設置場所に定盤吊り上げ可能な天井クレーンを使用できる場合には、隙間を約10~30㎜程度まで狭めることも可能で、その場合は角スポンジなどで隙間埋めを行います。
定盤上面と床面を合わせて設置する場合は(定盤を埋め込む)、定盤据付ピットが必要となりますがそちらはお客様にてご用意頂きます。 ※定盤ピット形状を記載した基礎図につきましては、当社よりご提示させて頂きます。
基本的には、お客様における定盤使用条件を確認し、設計時にCAE解析を行うことで、お客様のご使用条件に十分耐えうる仕様にさせて頂きますので、まずはご相談ください。 ※最大で約150tonの耐荷重の定盤製作実績もございます。
基本的には日本全国どこでも対応させて頂きます。
高周波帯の振動から低周波帯の振動まで、お客様のご使用状況に合わせて防振ゴムパッド(防振ゴム)やエアバネを組み込んだオリジナル設計の定盤をご提供出来ますので、一度ご相談頂けたらと思います。
一般的には、動力試験等を行うための試験定盤、非接触式測定器による寸法測定等を行う検査定盤、高精度軸直結部の組立等を行う組立定盤など様々な種類の定盤がございます。
一般的には、鋳鉄(主にFC材)、石(主に御影石)、鋼板(主にSS400材)などがございますが、ステンレス材やアルミ材、セラミックスなどもございます。
環境試験室(-40~60℃)対応のオプションとして、特殊な防錆塗装による定盤上面の防錆処理を行った実績もございますので、お気軽にご連絡ください。
対応しております。定盤据付工事のご依頼に関しましては荷下ろし場所の状況から搬入経路まで詳細なお打合せが必要となります。
当社は鋳物素材メーカーですので、その時の工場負荷状況により前後いたしますが、ご発注後約6ヵ月頂く場合が多いです。
私たちは、広島安芸高田市から
国内で唯一「五右衛門風呂」「鋳物ホーロー浴槽」を
造り続けているものづくりメーカーです。
天保2年の創業以来から培ってきた伝統と確かな技術で、
ものづくりを通じて皆さまに「驚きと感動」を感じてもらいたいという
想いを込めて今に伝えます。
大型鋳物定盤を数多く製作してきた
当社だからこそできる
商品・サービスについてご紹介いたします。